鼻下脱毛(医療)の疑問を元美容皮膚科看護師が回答!

鼻下脱毛を勧める女性

男性だけではなく多くの女性も鼻下の毛、いわゆる「ヒゲ」が気になり自己処理を繰り返している人はたくさんいるでしょう。

私が働いていたクリニックでは、鼻下脱毛はとても人気があり、患者から「もっと早く脱毛しておけばよかった」との声が多く聞かれたほどでした。

これまで患者に鼻下脱毛をたくさん行ってきた私の経験を基に、様々な疑問を以下に回答していきます。

この記事を書いた人 看護師L&K

ニックネーム:L&K
役職:看護師・保健師
私は4年間大学病院に勤務し、その後5年間クリニックに勤めました。現在は2児の母として子育てに奮闘してます。私の経験したことを皆様の役に立つために分かりやすく執筆してきます。


1.鼻下脱毛の効果は?

ヒゲのある女性

鼻下脱毛は、自己処理による肌の黒ずみの改善、化粧のりがよくなる、毛穴が目立たなくなる、肌が明るく見えるなど様々な効果があるとされています。

また、シミを改善するとの噂も耳にしたことがあるかもしれません。実際のところそれらの効果は現れるのかを以下に詳しくお話していきます。

 

鼻下の黒ずみを予防できる

自分で鼻下の毛を剃り続けることや毛抜きで抜き続けることにより、肌への摩擦や刺激が生じてしまい黒ずんで色素沈着をおこすことがあります。

医療脱毛をして自己処理による摩擦や刺激を与えないことにより色素沈着は徐々に改善し、予防にもつながります。

鼻下の医療脱毛を目的にクリニックへ来られた患者の半数近くは「少しずつ鼻下が黒ずんでしまい、これ以上自己処理するのはきつい」とお話されていました。

脱毛が完了した頃には黒ずみの改善を実感し、とても満足したそうです。鼻下の黒ずみ予防は医療脱毛においての大きな効果だと思います。

 

毛穴が目立たなくなる

医療脱毛は毛根を破壊して毛を生えにくくするため毛穴が引き締まるという効果があります。

脱毛を行うことによって毛穴が徐々に小さくなり目立たなくなる為、肌がきめ細かく見えます。

実際に鼻下脱毛を行った患者からは「毛穴がなくなった気がする」との声が聞かれ、毛穴が目立たなくなったことを実感している方が多くいました。

 

化粧のりがよくなる

脱毛をすることにより多くの人が実感をするのが、化粧ののりがよくなったということです。

私は多くの患者から、「毛がないだけでこんなにも化粧ののりがよくなるのね」という声を聞きました。

実際に私もクリニックで鼻下脱毛を受けたことがあるのですが、患者と同様に化粧ののりのよさに喜んだ経験があります。

 

肌が明るくきれいに見える

鼻下の毛は濃い、薄いにかかわらず毛が密集している箇所である為、毛があるだけで肌が何となく暗く見えることがあります。

私が勤務していたクリニックの脱毛部屋は、蛍光灯がとても明るい部屋で肌の状態がよく見える場所だったのですが、脱毛前と脱毛後の肌の状態を比べると脱毛後は随分患者の肌のトーンが明るくなったといつも実感しておりました。

肌のトーンが明るいとそれだけで肌がきれいに見えるというメリットもあります。

 

シミを改善する?

残念ながらシミを改善するという効果があるとは言えません

シミにも使用するレーザー機器を使用した場合でも、シミと脱毛はレーザーの波長が異なり照射時の設定が違う為シミが消えることはないでしょう。

 

2.鼻下脱毛の痛みは?

鼻下レーザー脱毛する女性

鼻下脱毛は他の部分に比べて皮膚が薄い為、全身の中でも特に痛みを強く感じると言われています。

私もほぼ全身の脱毛を経験しましたが、全身の各部分別に痛みのランキングをつけるとすると上位に位置する痛みだと感じました。

しかし、我慢できるレベルであり、パチンと輪ゴムではじかれるような痛みです。

 

痛みを軽減するために自分でできること

痛みを軽減するために、少しでも辛いときは脱毛を担当している看護師に申し出ることが自分でできる最善の方法です。

患者の申し出により、看護師は冷却時間を増やす、ゆっくりと照射するなどの対策をとります。

また、肌が乾燥していると通常よりも痛みを強く感じることがあるため、毎日しっかりと保湿剤を塗布して肌の保湿を行い、乾燥を防ぐことが大切です。
 

少しでも不安なことがあるとそれがストレスとなり、いつもよりも痛みを強く感じてしまうことがあります。

どんなささいなことでも看護師や医師に話をして解決することで、安心した気持ちで脱毛に臨むことができるでしょう。

 

痛みを軽減するために看護師にできること

痛みを軽減するには看護師の協力も必要です。以下が、私が脱毛を施術する際に患者に対して行っていたことです。

看護師は痛み軽減のためにこんなことができるのだ、と把握していただければ幸いです。

 

患者に声掛けを十分に行う

脱毛中、患者は痛みがどんなに強くても「痛い」とは言い出しづらいことがあります。

脱毛中に看護師の方から「大丈夫ですか」と声掛けを時々しながら患者に痛みの程度を聞くことで患者もその気遣いに安心して脱毛を受けられ、痛いことを素直に伝えることができると思います。

私はなるべく患者に多く声掛けをするように気を配っていたところ「看護師さんから聞いてくれるから痛いときに伝えやすいわ、ありがとう」との言葉をいただくことができました。

患者は無口で淡々とレーザー照射だけを行う看護師にはたとえ痛みが強く辛い場合でも話しかけにくいそうなので、看護師として声掛けは欠かすことができません。
 

ゆっくりとレーザー照射をする

痛みが強い箇所は、レーザーを連発して照射せず、1発ずつ照射するなど間隔を空けながらゆっくりのペースでレーザー照射を行うことで患者の痛みを少しでも軽減することができます。

実際に私も照射するスピードで鼻下脱毛の痛みが変わるかどうかを知るために、連発した照射と1発ずつの照射の両方を自分自身で体験したことがあります。

1発ずつのゆっくりとした照射の方が断然痛みは弱く感じました。
 

照射前に冷却を十分に行う

クリニックでは冷風を出して肌を冷却しながら照射するという脱毛機器が使われていることが多いです。

私はクリニックでそのような機器での脱毛を行っており、痛みの特に強い箇所には照射前に少し長めに冷風を当てることにより痛みの軽減に努めていました。

冷風を長く当てることで身体が冷えて寒く感じることもある為、寒さとのバランスをうまく考慮しながら適度に照射部位を冷やすことが大切です。

また冷風が出ない脱毛機器を使用する場合も、照射前に保冷剤など簡易的に使えるもので上手く冷却することは、手軽にできてよい方法だと思います。

 

3.鼻下脱毛に必要な回数は?

髭剃りにうんざりする女性

鼻下脱毛は個人差がありますが、約半数の患者は6回で自己処理の必要がなくなったとお話されていました。

しかし残りの半数は8回程行ってやっと生えて来なくなったとのことであり、平均的に6~8回は必要だと言われています。

 

効果を高めるための照射頻度はまず1.5~2ヶ月に1回!

鼻下脱毛を効率よく進めていくには、1.5~2ヶ月の間隔をあけて3回程照射を行いましょう。

その後は毛の生え具合によって間隔を長く空けていくのがベストです。

できれば通っているクリニックの医師や看護師に毛の状態を確認してもらいながら次に照射する時期の目安を決めてもらうのがよいでしょう。

毛周期には個人差があってしっかりと見極めるのは難しいですが「成長期」の毛にしかレーザーが反応しない為、間隔が短すぎると成長期の毛がなく無駄な照射になってしまいます。

逆に間隔が空きすぎることで無駄な照射になってしまうことはありません。

しかし、初回~3回目頃までに間隔が空きすぎてしまうと徐々に上げていくはずの出力を十分に上げることができず効果的な脱毛を進めていくことができない場合があります。

初回~3回目頃まではしっかりと適度な間隔を守りましょう。

 

4.ニキビやホクロがあっても鼻下脱毛できるの?

鏡で鼻下を見る女性

鼻下脱毛はニキビやホクロがあっても行うことができます

ニキビがあるときは状態によりできない場合もあるので以下に私がお勧めの対処方法や照射した場合どうなるのかなど詳細をお話していきます。

 

照射日に炎症を伴うニキビがある場合、照射日を別日に変えるのがお勧め

白ニキビのような炎症のないニキビには照射することが可能です。しかし、炎症を伴う赤ニキビや膿を伴うような黄色ニキビがある場合は照射をすることができません。

ニキビの奥に毛が隠れている場合があり、レーザー照射をすることでそのニキビ周辺が熱を持ちニキビに刺激を与えてしまうことになります。

どうしてもニキビがある状態で脱毛をしたい場合ニキビを避けてのレーザー照射も可能ですが、避けた部分の毛は生えてくるため為その部分だけは毛がまだ残っているという見栄えのよくない状態になります。

これにより私はニキビがある場合は治ってから照射することをお勧めします。

 

実際のところクリニックでは白ニキビには照射をしていましたが、赤ニキビ、黄色ニキビがあるときに来院した患者には、患者の希望を聞いて避けて照射するかどうかを決めていました。

炎症が治まりかけているような判断に迷うニキビの場合は医師の診察にて照射するかどうかを決めていました。

自分で判断に迷った際は予約日に医師の診察を受けてから脱毛の可否を決めてもらうことがベストですが、確実に照射するためにはニキビが治ってから照射するように予約を別日に変えるのがよいでしょう。

 

ホクロに照射した場合カサブタになる!薄くなる!濃くなる!

ホクロにレーザーを照射した場合、ホクロに何らかの変化を及ぼす場合があります。

カサブタになってとれることもあれば、ホクロの色素が濃くなったり薄くなったりすることもあります。

ホクロを照射するか否かは本人の希望にて決めることができ、避けて照射する場合はその部分をテープでカバーするなどの対策をとります。

 

私が脱毛をした患者はホクロがとれることに期待してホクロにも照射を希望する方が多かったです。

もちろん絶対にとれるという保証はなく、とれたらいいなと願うくらいの気持ちで照射を希望していました。

実際のところホクロがカサブタになって取れている患者の方が多く見られましたが、きれいにしっかりとれている患者はおらず、一部色素は残っているなど不十分な状態の人がほとんどでした。

 

5.鼻下脱毛は歯科矯正していてもできる?

歯科矯正する女性

鼻下脱毛は、歯科矯正をしていてもできることが多いです。

クリニックに必ず医師がいるため何か問題があった場合にもすぐに対応できること、医療脱毛の機器は安全性が高いことにより歯科矯正中も脱毛可能とされているクリニックが多いようです。

しかし、中には安全性を徹底していて歯科矯正をしているとその部分に当たる範囲だけは脱毛をお断りしているクリニックもある為、まずは自分が通いたいクリニックへ問い合わせをしましょう。

 

歯科矯正中の鼻下脱毛注意点

歯科矯正中であると鼻下脱毛を断られるかもしれないとの理由で矯正中であることを言わずに脱毛を始めようとしている人も中にはいると思います。

しかし、最初に申し出なければ何か問題が生じてしまった場合、スムーズに対応できない可能性があります。脱毛を始める前に必ずクリニックへ伝えましょう。

 

看護師からのポイント

看護師からのポイント

鼻下脱毛は元々痛みを感じやすい箇所ですが、歯科矯正器具を表側に装着していると歯科矯正器具と脱毛機器の肌に接触する部分があたるため、さらに痛みを強く感じてしまう場合があります。

脱毛をする際には歯と唇の間にコットンやティッシュなどの物を入れて直接衝撃が加わらないように対策をしましょう。

歯科矯正器具を裏側に装着している場合は通常の脱毛の痛みとあまり変わりません。

 

6.まとめ

「鼻下」という部分の脱毛を始めるには何となく恥じらいをもってしまいがちですが、悩んでいる人は実はとても多く、実際に脱毛に通っている人も多いものです。

また、鼻下脱毛は痛みなどデメリットよりもメリットの方が多く、自己処理を続けている方にはすぐにでもお勧めしたいと私は心から思っています

脱毛が完了したときの嬉しさは本当に大きく、得られる効果もたくさんです。

ささいなことでも気になることや不安なことがある場合はクリニックへ必ず問い合わせし、安心した気持ちで脱毛に臨みましょう。

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