美容整形外科の選び方 | 知らないと危険!ナースが教える避けたいクリニック

美容整形外科の選び方

最近の日本でも、そんなに珍しいことではなくなって来た「美容整形」です。

いわゆる「プチ整形」の注入系処置から「レーザー処置」、しっかりと効果を出したい場合の「美容整形手術」など、提供している医療技術は様々です。

一度でも美容整形を検討したことがある方は病院選びに悩んだ方もおられるのではないでしょうか?

今回はそんなときに役立つ最低限の基準「元・美容外科ナースが教える、これだけは避けたい美容外科!知らないと危険」をお伝えしたいと思います。

私は、大手美容外科の勤務経験が複数あり、その後個人経営の美容外科クリニックへ転職しました。

各クリニックは経営方針だったり企業の方向性によって、患者様の客層もバラバラだったのが印象的でした。それらの経験や体験談を元に今回は美容外科の選び方について詳しく説明していきます。

この記事を書いた人

ニックネーム:こむぎ
役職:看護師
息子を持つアラサーママ看護師です。 美容外科クリニックは大手も個人も数多く働いていた経験があります。

1.カウンセリング(診療行為)は医師が行っているか確認する

カウンセリング(診療行為)は医師が行っているか確認する

基本的にもどのクリニックも受付や看護師が協力して院内の様々な業務をこなしていますが、医師以外は基本的に「診察行為」はしてはいけない決まりになっています。

そのため、前カウンセリングと称して、看護師やカウンセラーがカウンセリングを行っている場合は注意が必要になります。

もちろん、一般論としての処置の説明やご案内等ならば何の問題もないのですが

  • 「あなたにはこれが向いている」
  • 「この処置が必要だ」

と言いうのは、違反(越権行為)になります。

看護師がカウンセリングを行なっているところは少ないですが、無資格のカウンセラーがカウンセリングを行なっているところが多くあります。

 

(注意)格安美容外科クリニックについて

格安美容外科クリニックなど、医師の削減のために、医師以外が診察行為(カウンセリング)を行っている場合もあるので注意してください。もちろん、格安でもしっかりと診察を医師が行っている場合もあります。

医師以外の診察行為が行われている美容外科クリニックでの処置は、何かあった時に責任を取れないとなどの結果に繋がります

記名章を確認し、「医師」と記載がない人物からのカウンセリングは受けることを避けましょう。繰り返しになりますが、一般論としての医師以外が処置内容を確認するぶんには問題ありません。

 

2.執刀は新人医師かベテラン医師かを確認する

執刀は新人医師かベテラン医師かを確認する

美容外科に限らず、どの業界でもありえる事ですが、何事も初めてのときがあります。そのため、手術を新人の医師に執刀させることもあります。

臨床の現場でも新人医師が手術に入ることは多々ありますが、基本的にはベテランの医師の助手としてのスタートになります。

実際に自分がメインで執刀医となり執刀するまでに数年要しますし、それまでの間に何十例、何百例と実際の症例を見て学びます。初めての執刀は当然、先輩医師と一緒に入りますので、心配な点、不安な点はその場で相談、解決しながら手術は進みます。

しかし、美容医療においては、美容外科は研修医としての研修分野にはないので、どの医師も就職して初めて美容整形手術を行うことになります

 

(1)新人医師とベテラン医師はインターネットで見分ける

それを見極めるには、インターネット上に載っている医師の経歴を参考にするのが最もわかりやすい方法です。

美容外科医に成り立て、症例写真もあまり掲載がない場合は注意する必要があるといえます。場合によっては、インターネット上に掲載もされていない医師もおり、どの医師が自分の担当医になって処置をするのかを確認してみることが一番の見分ける方法です。

看護師ポイント

看護師からのポイント

正直に言って、医師の施術する手術を間近で見ている我々看護師は医師の純粋な技術やセンスを見ています。年数だけでは言い表せれない熟練度や美容外科医としての美的センスも医師によっての良し悪しを判断できるわけですが、当然外来患者さんとしてくるお客さんはわからないと思います。

 

(2)医師にこの手術は何回行ったことがあるか確認する

率直に医師に「この手術は何回やったことありますか?」と聞くのもベテラン医師と新人医師を見分ける方法の1つでもあります。

また、こちらも医師が掲載している症例写真も確認しましょう。

症例写真は、「その医師が行なった症例の中でも特に効果が良かったもの」が掲載されています。その掲載が無い、もしくは少ない時点で、経験数が少ないと判断することができます。

 

3.安いプチ整形等は安さの秘密を確認する

安いプチ整形等は安さの秘密を確認する

美容外科クリニックの広告で「二重整形、9,800円!!」などの広告を見たことはないでしょうか。

「9,800円で二重になれるなら、ちょっとやってみようかしら?」と思う方もいるでしょう。

この広告に関しては、お客さんの呼び水として利用されている場合が多く、「どうしても9800円でやりたい!!」というお客さんがいれば施術することは可能なので、本当なのですが、実際は、糸を一本でまぶたに留める、いわゆる「1点留め」などの場合が多く、二重への確実な効果を得るにはイマイチ頼りない処置になります。

料金提示に惑わされる事なく、「その安さの秘密はなんだろう」と言うのをしっかりと見極めるためにも手術は値段によってどのような違いがあるのかを確認した上で処置をしましょう。

 

(1)低コストということは、物品も低コストの場合もある

低コストは、術中に使用する針が太いものだったり、麻酔の薬が低濃度なので使用量が多く必要だったりするケースもあります。お客様から払う価格が安いと、「使用する物品も限りなく粗悪で低コスト」の物で行なっている場合もあります。

そのため、必ず確認を行いましょう。

看護師ポイント

看護師からのポイント

例えば、針が太い場合は「麻酔の使用量が多い=腫れが強くなり通常の状態に戻るまで(ダウンタイム)が長くなる」という事です。日本では「美容整形はバレずにこっそりやるもの」という意識が強く根付いていますので、結果的に高い料金で行う「麻酔量が少なく済んで針が細くバレにくくダウンタイムが短いもの」を施術する方が圧倒的に大多数です。

 

(2)一生ものと理解して安さばかり気を取られないこと

何より、一医療従事者として警告したいことですが、美容整形でも自分自身の体に、人為的な処置を加えると言う意味では場合によって一生ものの傷を負うことにもなります。

安さばかりにとらわれるのではなく、自分自身の将来のためにしっかりとした基準で処置を受けるかを判断していただきたいです。

 

4.処置への知識を持ち内容を必ず確認する

処置への知識を持ち内容を必ず確認する

処置を行う前に説明をしっかり聞くことが大事ですが、医療に関する知識がないと、何を確認してよいか分からないものです。

そのため、注入処置とレーザー系処置に関して注意手を細かく説明していきます。

 

(1)注入処置の注意点について

必ずどこの美容外科クリニックでも行なっているわけではないのですが、注入系処置で危険なところがあります。

注入系処置とは、

ヒアルロン酸 シワやくぼみを無くすための注入物
ボトックス ・シワを無くす
・エラを小さくする
(汗の量を抑制するための交感神経系に作用する注入物)
コラーゲン シワやくぼみを無くすための注入物
(ヒアルロン酸より汎用性が低い)
脂肪溶解注射 脂肪細胞に作用し細胞数を減少させる、もしくは容量の減少作用がある
体用ヒアルロン酸 ・胸にボリュームを持たせたせる
・お尻に注入すし大きくみせる
(顔用のものより長持ちするのが一般的)
ヒト由来注入物 ・美しくなる
(自身の血液を採取し生成して注入する)

一口に注入系処置と言ってもこれだけたくさんの種類があります。さらに細分化すると処置をする部位や注入する場所によって、粒子の大きさや硬さを選択しなくてはいけません。

また、注入物の持ちによっても様々な種類があります。その際の注意点について説明していきます。

 

ヒアルロン酸の注意点

1つのヒアルロン酸を(10cc入り等)を院内で1ccの注射器に移し替えて使用します。

危険なヒアルロン酸の特徴とは
注射器が一般的な既製品。注射器横にヒアルロン酸の銘柄が入っていない場合は注意しましょう。また、生理食塩水を混ぜている場合もあるので注意しましょう。

 

ボトックスの注意点

基本的に納入の時点でバイアル(ガラス瓶タイプ)に入っており、使用するときに生理食塩水と溶解して使用します。期限が48時間と短いため、(薬理作用の有効時間が短い)期限を守って使用しているるのが一般的です。


危険なボットクスの特徴とは

注射器に期限が書かれていない場合は注意しましょう。

 

コラーゲンの注意点

今はあまり処置としてもみられませんが、注意点はあまりありません。基本的には安心して大丈夫だと思います。

ただ、注射器に確実に銘柄が書かれていることは確認しましょう。

 

ヒト由来生成物の注意点

どこの病院でもそれなりのお値段で技術提供されている商品になります。製品代としてお金がかかっているものは、採血スピッツ(採血用の試験管)、血小板生成のための遠心分離機、血小板生成後の添加物が挙げられます。

添加物(美しくなるための成分)は、注入処置直前に添加されることが多く、注入直前にそのような処置が行われていなければ、ただの血小板のみを注入されている可能性もあります。

危険なヒト由来生成物の特徴
ヒト由来生成物抽出後、時間がかかっている製剤です。そのため、処置直前に何も添加物(美しくなるための成分)が入っていない可能性があります。

 

(2)レーザー系処置の注意点

ダウンタイム(腫れが強くなり通常の状態に戻るまで)が限りなく「0」に近く、痛くない整形として近年人気があるのが「レーザー系整形(処置)」になります。

美白レーザーや脱毛処置、痩身やリフトアップと様々な種類があります。そんなレーザー処置でも注意点があるのでご紹介します。

 

脱毛のレーザー処置についての注意点

基本的には特別なトラブルが無ければ、出力は毎回1段階づつ上がっていきます。(何か理由があって出力が上がらない場合は医師より説明があるはずです。)

説明もなくて、出力が上がっていない場合は注意が必要となります。

看護師ポイント

看護師からのポイント

自分自身で毎回出力を確認し、上がっていない場合は医師からの説明を受けましょう。

 

美白レーザー処置についての注意点

脱毛と一緒で、何もトラブルが無ければ、毎回出力を上げています。こちらも上がらない場合は医師より説明があります。

一般的な注意点としては、基本的には美白レーザーはいつも肝斑(かんぱん)悪化のリスクと隣り合わせということを知っておきましょう。

肝斑(かんぱん)とは、治療しにくいシミの一種で、女性ホルモンが影響していると指摘されています。
看護師ポイント

看護師からのポイント

できれば皮膚科治療は皮膚科での診療経験がある医師かどうかが、とても重要になります。皮膚科医でもない場合、肝斑(かんぱん)を見極めるのはとても難しいのです。美白レーザー処置は毎回必ず医師の診察があった上での出力決定なのかを確認しましょう。

 

リフトアップの処置についての注意点

リフトアップの部位によっては、専用のカードリッジを利用します。

このカートリッジには「MAXショット数」が決められていており、基本的に1患者さん1カートリッジで処置を行なっています

そのためカードリッジの最大ショット数を確認し、処置後も最大ショット数を照射されたか、自分の目でモニターを確認してみましょう。

また、直接処置者に確認するのも忘れないようにしましょう。

カートリッジを節約するために、ショット数を少しづつ減らして打っている可能性もありえるので、確認したいところです。

 

痩身処置についての注意点

痩身処置(引き締まった体にする処置)を行う場合に機械を当てますが、一箇所何分と決められている場合が多いです。

そのため、自分の目で処置時間を確認しましょう。

遅刻による処置時間の短縮は自己責任の場合があります。契約時に確認してみましょう。

 

5.美容外科クリニックを選び方

美容外科クリニックを選び方

美容外科クリニックには、色々な注意点があります。

傾向として良い悪いは、院長の経営方針によって変わって来ます。

同じ美容外科系列店でも、院長が堅実であれば、注意点は気にしなくても良い場合も多いですし、個人経営でもしっかりと行なっているところは多々あります

看護師ポイント

看護師からのポイント

このページに記載したように、最低限の判断基準を自分自身で持っていれば、被害に合わないようにすることができるかもしれません。美容外科選びの際は、是非参考にしてください。

 

まとめ

きちんとした成果が出れば、美容外科はコンプレックスを解消するためにはもってこいのとてもいい手段だと私は思います。実際に下を向いて歩いていた患者さんが、とてもいい笑顔で背筋を伸ばして帰宅する姿を見るのは働いていてもとても心地のいいものです。

そんな方たちが1人でも多く増えることを願っています。

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